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院長ブログ

咳喘息

2020年10月25日

咳喘息

 

咳喘息は気管支喘息とは別の病気です。気道の過敏性が亢進している為、いろいろな刺激で咳が誘発されます。咳喘息の治療が不十分な場合、大人の30%程度、子供ではより高い頻度で気管支喘息に移行すると言われていますので、注意が必要です。

 

症状

痰の少ない乾いた咳が、8週間以上続きます。深夜から早朝に悪化したり、季節性がしばしば認められます。風邪、冷風、タバコの煙、花粉、黄砂、香水、お線香や花火の煙、会話、お笑い、運動、雨天、ストレスなどで乾いた咳が誘発されます。気管支喘息で聴かれる、ゼイゼイ、ヒューヒューといった症状や呼吸困難はありません。

 

検査

血液検査や痰の検査で、好酸球というアレルギーに関係する白血球が増えている事が多く、呼気中の一酸化窒素(NO)の濃度が高くなります。胸部レントゲンに異常は認めません。呼吸機能検査では気道過敏性の亢進を認めます。気管支拡張薬(吸入療法)の著効が、診断の決め手になる事もあります。

 

治療

基本的には気管支喘息の治療と同様で、気管支拡張薬、吸入ステロイド薬、抗アレルギー薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬(キプレス、シングレアetc.)を使用します。