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内科

動脈硬化について

2015年10月09日

身体のすみずみまで栄養を行き届かせている動脈が、動脈硬化の危険因子のため弾力性が失われて硬くなったり、内部にさまざまな物質が沈着して血管の通り道が狭くなったり(狭窄)、詰ったり(閉塞)、あるいは動脈壁が部分的に「こぶ」のように拡張(動脈瘤)したり、動脈全体が拡張したり(拡張症)、内膜に亀裂が入り中膜が裂けたり(解離)、破裂(出血)することにより、組織や臓器全体に血行障害を起こす病気を総称して動脈硬化性疾患と言います。

 

 

 

以下、動脈硬化の種類についてご説明いたします。

 

 

アテローム(粥状)動脈硬化

大動脈や脳動脈、冠動脈などの比較的太い動脈に起こります。動脈の内膜にコレステロールなどの脂肪からなるドロドロの粥状物質がたまってアテロームプラーク(粥状硬化斑)ができ、次第に肥厚することで動脈の内腔を狭めます。

 

細動脈硬化

高血圧による変化で、脳や腎臓の中の細い動脈に起き易く、詰ったり(梗塞)、血管の壁全体が破裂して出血したりします。

 

メンケルベルグ型(中膜)硬化

動脈の中膜にカルシウムがたまって硬くなり、中膜が脆くなり、血管壁が破れることもあります。大動脈や下肢の動脈、頚部の動脈に起こりやすい動脈硬化です。