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内科

動脈硬化の予防と治療

2015年10月08日

食事療法と適度な運動が予防として重要です。

 

食事療法

  1. 食事の中の脂肪の量と質を考える
    脂肪が食事全体のカロリーの4分の1以上を占めないよう注意する。
  2. 食物繊維を十分に摂る
    食物繊維はコレステロールの排泄を促す。とくにペクチン、マンナンを含む食品を積極的に摂るとよい。
  3. 砂糖や果物(果糖)を摂り過ぎない。
  4. アルコールは適量を守る
    1日ビール1本、日本酒1合程度に。
  5. 豆類を積極的に摂る
    だいずタンパクは血清コレステロールを低下させることが知られている。
  6. ビタミンE、ベータカロチンを多く含む食品を積極的に摂る。
  7. 3食きちんとゆっくり食べる。

 

 

運動療法

運動の中でも大腿部(太もも)の筋肉を使うウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が最適です。大腿筋は体の中でもっとも大きな筋肉で、有酸素運動によってこの筋肉を活発に動かすと、脂肪を分解する「リポタンパクリパーゼ」という酵素が働き始めます。
その結果、善玉コレステロールが増え、悪玉コレステロールが減ることが明らかになっています。
1日2~3キロを目標に行うと2~3週間で確実に効果が現れますので、ぜひ習慣にしてください。毎日続けるのが理想ですが、天気や体調の悪い日などに無理して行うとかえって危険です。3日あけると効果が低下しますから、少なくとも1日おきに運動するように心がけてください。

 

 

薬物療法

最近は新しい薬がいろいろと開発されていて、動脈硬化の治療の強い味方になっています。

 

  1. HMG-CoA 還元酵素阻害剤
    悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。
  2. クロフィブレード系誘導体
    中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす。
  3. ビタミンE剤
    悪玉コレステロールが酸化変性を起こすのを抑える。

 

 

薬を服用しているからといって食べたいだけ食べたりしては薬の効果は十分に発揮できません。薬を服用しながら、食事療法や運動療法をきちんと続けることが大切です。